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成田長親と忍城～PCテックパソコン無料回収

忍城城代の成田長親という男はどういう男だったのか？。

成田市はもともと藤原氏の出で、藤原師輔を祖先としております。成田長親は1545年に成田泰季の子として生まれ、成田長親を語る前に、叔父の成田長泰という人物に目が行きます。鶴岡八幡宮で上杉謙信の関東管領就任式の際、藤原氏の流れをくむ名家成田氏の人間として長泰は謙信のまえで下馬をしなかってそうです。しかも、祖先も源義家に下馬をせず挨拶したという話が残っております。家の慣例にのっとってそのような態度をとったそうです。その態度に勿論謙信は反応。扇子で長泰の烏帽子を叩き落したようです。やられた方の長泰も黙っておりません。そのまま兵を返し、その後は北条方につくことになりました。記述では長親は凡人だったようですが、こんな叔父がいるのですから、長親という男も本性は一筋縄ではいかない人間だったのでしょう。「でくのぼう」といわれていましたが、案外かなりの切れ者だったようです。

真田昌幸と上杉景勝、そして三成と成田長親の心理戦。

忍城に先に入ったのは石田三成ではなく、真田昌幸と上杉景勝の連合軍でした。彼らは忍城の周辺を見て、無駄に攻めず、当分様子をうかがっておりました。それに業を煮やした石田三成が、小田原から急きょ忍城に向かいます。昌幸と景勝は三成の命令で八王子に向かいます。その間に三成が自分で忍城を水攻めにしようと計画、しかし、それを読んでいた長親は領民に堰を壊すことを命令。作っちゃ壊されの繰り返しで戦闘は長期化致します。戦闘の長期化に伴い、兵糧の問題が出てきたため、長親もそろそろ戦争の辞め時を考えていたころ、小田原の北条が降伏、その知らせが長親のもとに入りましたが、信じられない長親は戦闘を続けようとします。そこに、小田原から戻ってきた真田昌幸は北条が降伏した証として、氏政の兜を長親に送り、翌日長親は降伏いたしました。昌幸の機転が功を奏した一戦でした。

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