勘違いされている方が多いと思いますので、ここで説明いたします。ゴミ箱は単なる道しるべを消すだけで、右クリックし「ゴミ箱の中を削除」をクリックしても、データ本体はしっかり残っております。実はさらに上のフォーマットをしてもデータ本体は健全です。取り出せるかどうかの問題で、復元ソフトによって取り出すことができる場合もございます。つまり、データは一度ディスクに書き込んでしまうと消えないということです。ディスク上から完全に消せないのに完全抹消じゃないと思われがちですが、要は見えないということにしてしまえばいいのです
データが見えなくなれば、消えたも同然、完全抹消といえます。つまり、簡単に言えば、そのデータの上を文字を上書きして見えなくしてしまえばいいのです。通常、完全抹消ソフトでは「0」または「1」、そして乱数の3種類の上書きを選択できるだけではなく、上書き回数も選択できます。一般的な平均的レベルは「0」を全ファイルに1回上書きが標準的な抹消レベルですが、不安でしたら乱数を3回とか、選択ができます。その分だけ時間がかかってしまいます。主観的な考えですが、「0」を全ファイルに1回上書きで充分だと思います。
有料ソフトの中ではJungleが出している完全抹消が非常に使い勝手も良いような感じがします。わかりやすいブラウザで、かなり抹消グレードが細分化しているので、お好きな抹消方法を選ぶことができます。非常に選択肢が多いソフトです。もし、抹消中にハードディスクエラーがあっても、ちゃんと表示してくれます。米国国防省の抹消方法に準拠したソフトなので安心と言えば安心です。ディスクですが、USB版の作成もできます
完全抹消のホームページはこちら
英語に嫌悪感がなければ、このフリーソフトはお奨めです。データ抹消の為だけに高いお金をかけてソフトを買うのはいやだなと思っている人も多いはず。そういう人には最適なソフトです。
フリーな分だけ短所もございます。エラーがあったかどうかの表示がないことです。まあエラーがある場合非常に早く終わるとか遅いとかの症状があるのでわかるのですが、ちょっと親切心が足りない部分がございます。長所と言えば結構抹消スピードが速めで、上記の有料ソフトと比較したところ、かなり大差をつけて抹消が終了いたしました。あまり大したデータが入ってないだとか、お金をかけたくない人に最適なフリーソフトです。