当方は依然出張でパソコン修理もいたしておりましたが、パソコンが起動しないと焦った声のお客様の電話が大変多かったのを覚えております。PC修理を仕事としている人ならわかると思いますが、最初は一番簡単なことから試していきます。そうショートの対処を真っ先に行います。たまに本当に起動しないパソコンに遭遇いたしますが、10件軒につき、7件は電源ショートが原因でした。特に決まった日にちに電話が多く、急に忙しくなった記憶がございます。ここでいう特定な日とか下記で後述いたします。
ショートが多い季節と言えば、春先と夏、秋口になります。なぜわかるかと言いますと、この三つの季節の共通点として気候が挙げられます。そう、大気が不安定な日が多いのがこの季節です。春の嵐に付きものの雷、夏の夕立に付きもののこれも雷、秋口の不安定な大気に付きものの最後に雷、つまり雷が原因の場合が非常に多いのです。雷が起こった後は急に電話が鳴り響きますので、電話に出なくても大体のショートだなと予想は付きます。
今現在の電子機器は良くできており、落雷やその他気候条件により、電流が多く入ってこようとすると、電流が入ってこないようにシャットダウンする機能が備わっております。つまりショートは電子機器を守るためのものであるのです。それによって機器が壊れずに済んでいます。つまりショートは悪ではなく正常な自己防衛本能なのです。ですから対処法としてはブロックされている電流を通してあげればいいということです。
まず、ショートした場合、根もとのコンセントを抜きます。このとき、30秒ほど待ちましょう。それでもまだ駄目の場合は、今度はPC電源とケーブルを抜きます。全て抜いた状態でこれも30秒ほど待ちます。大体はこれで通電され、正常に動くようになります。これでもダメな場合、落雷によるパソコンの破損が考えられます。上記の方法はあくまでも自己責任でお願いいたします。
ショートの対処法として必ず、コンセントに直に電源ケーブルを差し込まないで、雷サージ付きのタップに差し込みましょう。そうするとショートが深刻なものになる可能性が少ないと思います。